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2003.11.28

「ロボット開発・実証実験特区(ロボット特区)」の認定について

私有地内での実験模様

 福岡市は、福岡県・北九州市と共同で「ロボット開発・実証実験特区(ロボット特区)」の認定申請
(2003年10月7日付)を行いましたが、11月28日付で政府により認定されることになりました。

特区認定日 2003年11月28日(金)

特区の範囲 福岡市及び北九州市の全域

今後のスケジュール
      特区の認定を受け、必要な手続きを行った後、実験が可能となります。
      (2004年2月以降の予定)

歩道等での実証実験イメージ

「ロボット開発・実証実験特区(ロボット特区)」について

特区の意義

21世紀を迎え、ロボットに関する研究開発は、これまでの産業用ロボット主体から、身の回りの日常生活に関連する分野への転換期を迎えており、新しいロボットの研究開発が日進月歩で進められています。また、本格的な少子・高齢社会を迎えるに当たり、従来人間の手で行われてきた市民生活支援活動においても、ロボット技術の発展に伴い、生活、ビジネス、教育、エンタテインメント、医療介護、防災レスキューなどの諸領域でロボットが活躍することについての期待がますます高まっています。
こうした状況を踏まえると、地域経済の持続的発展のためには世界に通じる独創的な技術やノウハウを活かした新産業の創出が必要不可欠であり、この計画は、ロボット実用化に向けた研究開発拠点の形成、新たなロボット産業創出を目指し、地域経済の活性化を図るものです。

特区の目標

ロボット特区では、次のような目標の実現を図り、福岡市がロボットに関する研究開発拠点になることを目指しています。

(1)ロボット産業創出に向けた研究開発拠点の形成
人間共存型ロボットの開発に携わる企業や学術研究機関の研究開発実施を支援・促進し、当該特区でのロボットの研究開発実施についてインセンティブを強化すること等を通じて、ロボット研究開発の拠点形成を図ります。

(2)ロボット開発に向けた実証実験の展開
商店街等を始めとした中心市街地の公道空間、市庁舎広場などの市有空間、病院・商業施設などの私有空間などにおいて、適度な人の往来がある環境の下、歩道歩行、段差認知・段差歩行等のロボット実証実験が行えます。ロボット実証実験等で得られた知見は、今後、ロボットを人間の生活領域において活用するうえで、標準規格、安全基準、登録制度、補償制度など必要なルールづくりに役立つと期待されます。

(3)ロボット関連研究者の集積促進
ロボット実証実験を行うにあたっては、ロボット関連企業、大学及び研究機関の研究開発部門で行われているロボット研究の実験フィールドとして特区を活用し、ロボット運用に関する定量評価に必要なデータ集積が行えます。ロボスクエアなどを活用しながら、研究環境の整備を行うこと等により、全国の研究者の集積を促進します。

(4)青少年のロボット科学教育の振興
実証実験の実施により、新しいロボットが市民のみなさまの目に触れることから、これを通じて、市民の科学技術に対する関心の向上、青少年の科学技術教育の振興を行います。公道等での実証実験の見学やロボット操作体験等、特区ならではの科学教育を推進します。

特区で行う具体的な事業

(1)ロボット公道実験円滑化事業(特定事業)
ロボット製造技術の向上等に向け、公道等一般環境下でのロボット制御等の実験を望む企業等が、商店街等においてロボットを稼働させることにより、ロボットのハード又はソフト面における課題を検証できます。また、当該実験により、現在の社会インフラ、社会システム等においてロボットを受け入れる際の課題検証も期待されます。

(2)ロボット情報発信拠点「ロボスクエア」の運営(関連事業)
ロボット実証実験を行うための中核施設として、研究者の研究スペースの提供、ロボットの保管・メンテナンス、青少年の科学技術教育や市民とロボットの交流などを推進します。

(3)「次世代ロボット研究会」を中心としたロボット研究交流の促進(関連事業)福岡市において、「次世代ロボット研究会」を中心として、最新のロボット研究紹介や、参加企業や研究機関の意見交換を通じ、ロボット市場を新たに開拓するためのロボット製品等の開発を目指します。

(4)実験支援事業の実施(関連事業)
ロボット実証実験を行う商店街等において、ロボット実証実験を円滑に行うことができるように、空き店舗等を活用した保管場所・充電施設の確保等を行うなど実験支援事業を実施します。

(5)ロボット実証実験デモンストレーションの実施(関連事業)
ロボット関連企業・研究機関の関係者を特区に招いて、実証実験のデモンストレーションを行うとともに、屋外で活動可能なロボットを集めて、展示・デモを同時に行います。

(6)ロボット産業振興会議による振興施策の推進(関連事業)
ロボット関連企業をはじめとする産業界、大学をはじめとする学術研究機関及び行政が一体となった「ロボット産業振興会議」の推進体制の下、「世界ロボット会議」(2004年2月25日)、「国際ロボット見本市2004」(2004年2月26~28日)を開催するほか、ロボット要素部品の開発や人間の生活領域において活躍する新しいロボットの研究開発を推進します。

アイランドシティ(中央公園、周辺道路等)

特区の経済的社会的効果

ロボット関連企業の創出及び新規参入件数             約100社

製造品出荷額等の増加額                      約450億円

雇用創出人数                            約1,900人

実証実験の実施件数                          約250件

実証実験により実用化されたロボット数                約50体

ロボット関連の発表学術論文・引用学術論文数          約100本

実証実験の過程で得られた知見に関する特許等の申請件数   約50件

企業・大学等の研究機関の立地件数                 約10件

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